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輝夜の世界が、この世界に影響を及ぼしているというのか?
僕は冷静になり、尚、兎の使者に問うた。
すると今度はベランダに到達し僕を愛おしそうに見つめている輝夜が返答をした。
未知なる事が多いのは、私の世界でも咲夜の世界でも同じでしょ?と。
僕は、たまらずに輝夜に訊いた。
行ってしまうのか?
ええ。
輝夜は淋し気に、そう呟くと見る見るうちに強烈な光を放ち出した。
それはまるで今まで姿を見せなかった満月の光を凝縮したかのような、強い光であった。
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