【かぐや姫】

18/36
前へ
/36ページ
次へ
どうしたんだ!!輝夜!! 僕は、そう叫ばずにはいられなかった。 輝夜を公園のベンチに座らせると輝夜は淡々と話し出した。 咲夜。私は長い年月、この世界の竹に自分の命を削って子を宿してきました。 それでも誰にも見つけられず私は命を削るのをやめましたが、どうやら私の寿命は、ここまでのようです。 最期に楽しませてくれて、ありがとう、、咲夜、、 そんな!! 俺は正気を失った。 兎!!いるんだろ?!出て来い!! 僕が、そう怒鳴ると草陰からピョンと兎の使者が飛び出してきた。 輝夜を、、輝夜を助けたい!! どうしたらいい?!!! 僕の問いに兎の使者は暫く考えて、こう応えた。 そなたの中で姫を育めばよい、と。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加