【かぐや姫】

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高校を卒業すると輝夜は、うちのマンションから近い大学へ通学するようになった。 自転車で20分といったところか? 輝夜の偏差値なら、もっとレベルの高い大学も狙えたのに何故?と私は輝夜に訊いた。 それはね?少しでも長くママと一緒にいたいからだよ?と微笑みながら輝夜は私に、そう言った。 その頃になると私は在宅ワークをメインに仕事をするようになっていた。 そのせいかな?と私は軽く考えていた。 輝夜の気持ちも知らずに。
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