【かぐや姫】

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私は慌てて輝夜の部屋をノックしながらドアノブを回した。 しかし中から施錠したようでドアは開かない。 私は狂ったように輝夜の名前を叫び続けた。 輝夜が愛おしかった。 輝夜を抱きしめたかった。 この想いが親心からなのか恋心からなのかとかは、もう、どうでもよかった。 とにかく焦った。 このまま輝夜と二度と会えなくなるのでは、と私は焦ったのだ。 しかし、輝夜の部屋のドアは開く事はなかった。
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