フォゼルフ4-2

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フォゼ杉 うーん、助けてはくれるけれども、あくまでも解決は 自分達の力でって感じかぁ。 えっと、それじゃあ、「100」のロッカーが開いていて、 中身が空っぽで「一度に開くロッカーはひとつずつ」と いうことで、この「100」が今はその「一度に開く」て ことなんだろうなあ。 フォゼ垣 それじゃあ「100」の意味は何なんだろうな、 この中で「100」という数字が印象的なものが ないしな。 野見山 祐介 あ、数字だけでいうのなら、この温度計で測れば 数字が出てきますよ。 とはいっても、その計った対象物の数字ですけれど。 KP 野見山先生がそう言いながら、令和時代の非接触式の 温度計を先ずは自分のおでこに向かって、「ピッ」と いう音と共に計ってみれば、「36」という数字がデジ タルで表示されていたぞ。 フォゼ杉 すげー!れいわ?の体温計、ってこんな感じで 数字が出るんだ。 あ、これって俺達も体温計れるの? 野見山 雄介 「体温計」というよりも、「温度計」ですね。 だから、体温以上の高い温度でも計れますよ。 こういったので、お料理で揚げ物や温泉卵を 作るのに便利に使ったりも出来るんですよ。 KP 野見山先生がそう説明にしながら、「ぐつぐつした 液体の入った鍋」に温度計を向けたのなら、「ピッ」 という音と共に「100」というの表示がされたぞ。 フォゼ杉 「100」ってことは、100度か。熱々だな~。 あ、思えばこれ何の鍋なんだろ? KP、調べる技能使ったら何の材料とかわかる? フォゼ垣 調べなくても食べれる代物じゃあないと 思うんだがなあ…。 KP …調べる技能は使えるぞ。 フォゼ垣 (少し、答えるのに間があった?) 《フォゼ杉 目星 50 → 44 成功》 《フォゼ垣 目星 55 → 88 成功》 KP うむ、それでは「ぐつぐつした液体の入った鍋」なんだが、 《目星》で成功したフォゼ杉はよくよく見たら、やっぱり 見た目からして「食べるものではない」というのが、解った。 フォゼ杉 えー、こんな場所だから食料もないだろうから、 食べるのが可能なら万が一の時の為にと思った のになあ。 KP 残念に思ったフォゼ杉なんだが、食べるかどうか、よく 「ぐつぐつした液体の入った鍋」を見ていたことで、 土鍋の底の方に「100」と数字が彫られているのに気が付く。 フォゼ杉 え?そうなの~?じゃあ、"情報共有"っていうのかな、 「100」の文字があったってことをフォゼ垣と 野見山先生にも話そうかな。 フォゼ垣 じゃあ、俺も確認して、PCとPLとしても 考えてしまいますね。 野見山 祐介 あっ、本当に「100」ってありますね…。 KP 三者三様の感想を抱いて口にしたところで、温度計で 「100」を表示する「ぐつぐつした液体の入った鍋」、 その鍋の底の裏にも「100」という文字が刻まれている と承知している探索者達、これからの行動を決めてくれ。 フォゼ杉 うーん、じゃあ、何にしても「100」って、ロッカーに 解りやすく書いているということなら、温度も、鍋の底 にも同じようにあるっていうのなら、何か関係あるとは、 俺も思うんだよね。 フォゼ垣 俺も、そう思う。あと、温度計が幾度も使えるという のなら、他のロッカーに入っていた物も、温度計で 計ってみたいと考えてみたいと、俺は言ってみます。 フォゼ杉 あ、それもそうだな。ついでに、 俺も自分の体温とか計ってみたいかも! KP それでは、この中では扱いなれている野見山先生が 温度計を使って、ロッカーに入っていた物を次々に 温度を計ってくれたぞ。 それでは、一覧して出しておこう。 ミトン 19度 古びた絵本 17度 薬 11度 開封済みのホッカイロ 67度ペットボトルの水 19度  "犬島さんのぬいぐるみ 23度" フォゼ杉 フォゼ垣 野見山 36度 フォゼ杉 ええ!?俺達皆36度なの? 俺、どっちかというと体温高い方って、軍医さんから 言われたんだけどなあ。 フォゼ垣 まあ、体温の高い低いは兎も角、平均的な体温ではある だろうが全員が全く一緒というのも少しだけ、不思議だな。 その「36度」きっちりしか、ないんですか? KP ふむ、それではフォゼ垣の疑問については、令和の 非接触式の温度計に慣れている野見山先生も少し 不思議に思ったようで、改めて探索者を含めて全員の 体温を計ったらやはり「36度」だった。 野見山 祐介 壊れているわけじゃあないと思うんですけれども…。 あ、それにこれからどうしますか? KP そんな感想を口にして、 探索者達の今後の行動を尋ねるぞ? フォゼ杉 うーん、結局他に数字の「100」っていうものもなかった しなあ。フォゼ垣どうする?俺的に「ロッカーに数字が 同じもの入れて扉を閉める」ぐらいのことしか、もう あんまり思いつく事がないんだけれども。 フォゼ垣 そうだな、俺も特に思い浮かばないから それで、やってみるか。 フォゼ杉 あ、そうだ、KP。 ここで技能で使えるのはないの? KP こういった場合は《アイデア》かな。ただ、ファンブルを だしたのなら、損でしかないし、失敗をしたのなら、PCには 不利なことが起きるというルールだから、覚悟しておくように。 フォゼ杉 …うーん、そこまで言われたら、今回のことについては 賽子振っても「無駄無駄ぁ!」って言われている気がするな。 ※リアル心理学発動 フォゼ垣 じゃあ、さっきと同じ様に「ぐつぐつした液体の 入った鍋」は熱いだろうから「鍋掴みを(ミトン)」 を使っていれるか。 フォゼ杉 そうだな、KP、探索者の俺達は「鍋掴みを(ミトン)」を 使って「100」のロッカーに「ぐつぐつした液体の入っ た鍋」をロッカーに入れて、扉を閉めると宣言するぜ。 KP 了解した。それでは探索者達が「100」のロッカーに 「100度で、鍋底にも100という数字が刻まれている、 ぐつぐつした液体の入った鍋」を入れ、扉を閉めたのなら、 「かちゃん」という音が2箇所で聞こえる。 フォゼ杉 「100」のロッカーのはどうなった? KP うむ、最初と同じように鍵が かかったように開かなくなる。 フォゼ垣 それじゃあ、他のロッカーで 開いたものはありますか? KP 開いたロッカーで言うのなら、「100」の隣の「23」の ロッカーが開いたぞ。そのまま続けて描写をするが、 中には「100」と同様何もない。内壁には「鍵があいて から一度閉まったロッカーは開かない。少なくとも君が 生きているうちは」と書かれている。
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