フォゼルフ4-2

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フォゼ杉 うわ、何それ? 怖いんですけどぉ~。 フォゼ垣 「鍵があいてから一度閉まったロッカーは開かない。 少なくとも君が生きているうちは」 何か、言い回しも独特というか、「生きているうちは」 っていうのが、やっぱり不吉だな。 KP うむ、不吉といえば不吉だが、この真っ白な部屋では 新しい「23」のロッカーの扉が開いた以外に大きな 変化はないぞ。 フォゼ杉 えー、じゃあ、とりあえず進めていくしかないの? フォゼ垣 状況的には、そういうことになると思うんだが…で、 次が「23」に因んだ物をロッカーも入れることで、 次の「67」のロッカーが開くという事なのか。 フォゼ杉 「23」か、えーと、さっき野見山先生が調べた 中で、「23」の物をって、確かあったよな。 フォゼ垣 確か"犬島さんのぬいぐるみ 23度" だったと思うんだが。 KP うむ、フォゼ垣が確かめる様に口にしたのなら、 野見山先生が確認の為温度計で犬島さんの ぬいぐるみを計ってみたのなら、やはり23度だ。 フォゼ杉 えー、でも23度って結構あったかいと思うん だけれども、ぬいぐるみにそんな温度があったかな? KP お、フォゼ杉、そんなことを口にしたのなら 確認する為に「犬島のぬいぐるみ」を確りと 持って触ってみたわけだな? フォゼ杉 え、まあ、そうなるのかなあ? KP それでは、ぬいぐるみが微妙に温かいことで、 不穏に感じて0/1SAN値チェックだ。 フォゼ杉 えええええ⁉軍曹抱っこしてチェックなの⁉ (軍曹言うな) SAN値チェック 《フォゼ杉 70 → 48 成功》 KP それではSAN値こそ減らなかったが、微妙に温かい犬島さんを 不思議に思っていれば、一部質感が違う部分があることに気づく。 そこには小さなタグがついていて「23」と書かれている。 フォゼ垣 思えばさっきの「100」のロッカーに入れた「ぐつぐつした 液体の入った鍋」の土鍋の底に「100」という数字が刻まれ ていたからな。 …さっきフォゼ杉が言った通り、温度も数字も同じものを、 ロッカーに入れなければいけないという事なんじゃないか? フォゼ杉 えー、それって軍曹ロッカーに入れないといけないの? それにロッカーに入れちゃうとカギ閉まっちゃって、 もう開かなくなっちゃうみたいなこと書いているし、 それって閉じ込めちゃうって可哀そう…。 (軍曹いうな) (優しか) フォゼ垣 でも、ロッカーの数字と同じ温度と、数字が書かれた物を 入れたら、さっきは成功?というか、次のロッカーは開い たからなあ。 フォゼ杉 あ、それなら数字だけ試してみてみようぜ! 野見山 祐介 え?数字だけって、どういうことですか? KP フォゼ杉、NPCの野見山先生も不思議がっている ので、具体的にどうするか話してみれくれるかな? フォゼ杉 えっとねー、「100」のロッカーって結局、100度の 鍋を入れたけれども、100の数字が刻まれてる土鍋を 入れて開いたわけじゃない? だから、「23」って数字を何かに書いて、入れて他の ロッカー開くか挑戦してみても良いんじゃないかって、 PCの俺は考えたことを宣言するぞ! 失敗したら、その後考えるってことで! フォゼ垣 そういうことなら、先ず挑戦することについては俺も賛成だな。 その、ぬいぐるみといっても、「犬島さん」という名前かもしれ ないが、知り合いに似ていたら、開かなくなるロッカーに入れる というのも心苦しいし。 KP 野見山先生も、探索者が提案するならその考えに反対をする という事はない。ただ、どうやってロッカーに放りこむ「23」 の「数字を書いた道具」を作るか、尋ねてくるぞ。 フォゼ杉 あ、そうか。それなら、俺は背嚢に筆記具一式が入って いる筈だぜ。刺青人皮をフォゼリパさんが、おれの鉛筆を 使って写し書いたからな。 ※コミックス一巻参照 KP うむ、そういったことなら、賽子を振るまでもないかな。 フォゼ杉 じゃあ、フォゼ垣ちゃんの悩殺ブロマイドの裏側に、 数字の「23」と書いて、ロッカーに放りこんでみるぜ! そんでもって、閉めるぜ! フォゼ垣 (…どうしてそんな物を持っているんだ⁉) KP それでは、フォゼ垣ゲンジロウの悩殺ブロマイドの裏側に 「23」と数字が書かれた物を、ロッカーに放り込み、扉を 閉めるとかちゃんという音が、改めて二箇所で聞こえる。 フォゼ杉 それじゃあ、「23」と「67」のロッカーを 触ってみたらどうなった⁈ KP うむ、それでは探索者が調べてみれば「23」の ロッカーは鍵がしまり、「67」のロッカーが 開いたのが解る。 フォゼ垣 おお、凄いな! フォゼ杉の推理的中だな! フォゼ杉 へへーん、これでロッカーの扉の数字と同じものを 放りこんで閉めれば…多分、この部屋から出れるん だよな? KP さて、それはどうだろう?何にしても、このシナリオを進めて 自分の手で確かめてくれ。というわけで、進めていくぞ。 それでは、今度新しく開いた「67」という数字が扉に書かれて いるロッカーを覗いてみれば、やはり中には何も入ってはいない。 ただ、内壁には「さて、そろそろ君にもここの仕組みがわかって きたかな。次のロッカーの中にはプレゼントを用意しているよ。 気に入ってくれるかな」と書かれている。 フォゼ杉 へへーん!「仕組み」についてはばっちりだ。次のロッカー も「67」の数字を書いた何かを突っ込めば良いんだろ。 あ、でも、フォゼ垣のブロマイドは何かと使えるから、 もう使いたくはないなー。 フォゼ垣 (「何かと使える」ってなんだ…) そ、それじゃあ、他の物で「67」の数字を書いて 入れれば良いということかな。 ????????? 野見山 アイデア:70  71 失敗 野見山 祐介 …「67」かあ、僕、今日本当なら算数の授業で掛け算の カード作ってきたんで、何かの倍数のカードならあるん ですけれど。それに、プレゼントって何でしょうね。 これまで空のロッカーだったのに。 フォゼ杉 こういうのって、PCの俺としては「プレゼント」っ て期待しちゃうけれど、PLとしては「何か怖いものが ある」ってなっちゃうよなあ…。 フォゼ垣 俺とフォゼ杉は、一応初探索者だからなあ。俺も予備知識が ないなら、物凄いいたずらの様な劇場の場所に巻き込まれて しまったと思うだろうけれども、そこまで酷いことが起きる とは想像できないだろう。
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