あまりもの。

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「姉さん、大丈夫?熱は…?」 妹の澪(みお)の声が聞こえた。 澪は20歳の大学二年生なのに私が熱を出したせいで、辛そうだからと言って大学を休んで、私の世話をしてくれている。 「まだ下がらない…。」 澪は心配そうな顔をして私の顔を覗き込んだ。 「お腹空いたでしょ…なんか食べ物買ってこようか?」 え、買ってきてくれるの…? すごい助かる… 「ゼリーとかスナックパンとか気軽に食べれるの買ってきてくれる…?ごめんね…」 澪はウィンクして言った。 「おっけ!買ってくるね!」 澪はそう言って家を出て行った。
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