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「さ・な・かちゃん?」
口調は小さな子供を諭すように、しかし通常よりも少し低い声で少女の早仲という名前を呼んだ。
いつもとは少し違った世汰の雰囲気に押されそうになったが、そんなものではダメだ。と自らを叱咤し早仲は世汰を睨み付けた。
すると今度は世汰が"はぁ…"と一人溜め息をついた。
「なんか…ガキだな?お前はやっぱり……。」
ガキという言葉がかんに障ったらしく、顔を赤くして早仲が怒る。
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