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そ、それは困るな。最近、激しくて私ついていけない。
「あの……明日も朝早いから、手加減して下さい」
「まあ、考えておく」
「なにそれ……そうだ、あちらの女性課長も英嗣さんのこと大好きだから、明日気をつけてね」
鍋を食べながら、片眉をあげて私を見ている。
「お前、知らないのか?本郷が彼女に片思いしてるらしい……」
「ええ?!」
「店の選定をあいつに頼んだら、彼女がどういう店なら喜びますかねとか言うんだ。担当課長だから喜んで欲しいとか訳わからんこと言うから問い詰めたら、真っ赤になって……」
そう言われてみれば、本郷さんとあちらの課長が打ち合わせる事も多い。実質本郷さんはこっちのチームリーダーだもんね。
そして、私も清水課長さんとは仲がいい。本郷さんが好きになるのもうなずける。応援しちゃおう。
「そうだったんだ。でも清水課長はいっつも私に椎名取締役は今日来ないんですか?格好いいですよねとか言うの。絶対気がある」
「……しょうがないだろ?俺が格好いいんだから」
始まったよ。俺様大劇場……。
「はいはい。そうでしたね。だから私は心配ですよ」
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