目覚めた処は・・・

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目覚めた処は・・・

顔に懸かる 光の眩しさに目を開け ・・・公園のベンチで 目を覚まして 辺りを見回した・・・ ・・・ 昨日は?・・・・ ・・・ママの店を後にして 何故ここに?・・・ ・・・公園のベンチ?・・・・ 住宅街にぽつんと有る  腰までのフェンスに囲まれた公園 起き上って辺りを見回した  見慣れない景色の中 住宅街の中の 公園のベンチで一夜を明かしたようだ  携帯を見るが着信も無い 取り敢えず家に電話を掛けるが  呼び出し音は成るが 出る気配が無い 電池も少なく成って居る  ポケットにしまい立ち上がって  公園を出たが 何方に向かおうか?  迷ってしまった  周りは一戸建ての住宅が並ぶが 人の気配が無い  まるでゴーストタウンの様に静かな 佇まいを見せ 取り敢えず下って見よう  ゆるい坂道を歩いていると  幹線道路に出たが 片側二車線中央に分離帯が有り  結構広い道路なのに 走っている車が見えない 自分が何処にいるか判らず  人にも出会わない 和夫は 少しパニックに成って居た バス停を見付け歩み寄って行き先表示を見る  ○○高校行と書いて有った  ・・・・何?○○高校って?・・・・  普通 第一高校とか誠心高校とか 富士見ヶ丘高校とか 名前が有るでしょう  和夫の頭の中は ・・・????・・・なっていた 道路の向かいにバス停を見付け  道路を横断してバス停の行き先を確認すると △△駅行?????  ・・・何△△駅って?・・・・  和夫は時刻表を見て居る前に  バスが止まりドアが開いた  和夫がバス停を見ている時 走って来るバスの音は 聞こえていなかった?? 取り敢えず乗り込んで 椅子に座り周りを見回した  バスの中には何人かの乗客が乗っているが 皆、能面の様に無表情で前を見つめていて  話しかけづらく  和夫は黙って座り 走り去る窓の外を眺めていた 次は△△駅前  車中に放送が流れ バスがターミナルへと  流石にターミナルには 人が行き来し 交通量も多い 降りる人の後ろに着いて バスを降り周りを見回した 何処にでも有る駅前の風景を見て  空腹を覚え ポケットから財布を取り出し 中を確認した 何枚かの茶色の紙を見て安心して  駅前のファーストフードに入り ハンバーガーとコーヒーを頼み席で  コーヒーを飲んで 一息付いた  窓の外を見ながら首を傾げていた 和夫の頭の中で △△駅等聞いた事が無い  東京までどれ位?  それより何時来た?   昨日ママの店を出た後の記憶が無い  電車に乗らなければ  こんな所に来れないはず それより 此処は日本のどの辺?  疑問だらけの中  取り敢えず腹ごしらえと・・・ ハンバーガーにかぶりついた時  後ろの席の 女学生の声が聞こえた
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