0人が本棚に入れています
本棚に追加
曇天みあげて
時々ほっとする
眩しいほどの光と
雨粒が降り注ぐてまえ
すこしばかり
どんよりしてしまう
気持ちを引き出してきて
一緒にまっすぐ見上げる
きみのとなりの
そのまた少しとなりで
瞳のゆらめきや
あまり見せたくないだろう隙間を
ほんの少しだけ
空を見上げるふりをしながら
そっとみえる場所がいい
きみが孤独に
のまれるまえに
きみが見渡せば
不意に目があいそうな距離で
パズルのピースを
無理矢理はめ込まなくても
望んだ形に変えて行けたなら
きっと相応しい一欠片を
忘れたら思いだしあって
失くしたら見つけにいって
なかったら創りだそう
言うほどお行儀はよくない
言うほど力も強さもないけれど
きみが知ってくれているから
誰よりも強がりが得意なこと
つよがれてないこと
だからこそ
強くなりたいと抗うよ
傷つけるなにかから
苦しめるなにかから
きみが
すとんと肩に背中に
どこにでも
力をぬいてくれるように
笑いたいときに
ちゃんと笑えるのは
ちゃんと傷みをしる人
当たり前そうに
傷つかないでいて
おいていかないで
きみの傘にも
盾にもなるよ
あきれるくらい
そばにいても
全てを当たり前にはしない
当たり前にしすぎた幸せを
いとおしく想いながら
あらためて大切にして
こんなこと言いながら
また忘れちゃいそうな位
いろんな毎日がやってきて
矛盾してばっかりだけど
きみの手がとどくなかに
いつもかえるよ
背中をおしてほしいひとは
おせるくらいに
ちょっと先をみてくれる
一文字ごとが
背中にふわりと舞ってくるように
無責任におさない優しい強さを
掬い上げて煌めかせる宝物
存在でありがとうを伝えるよ
となりの隣に
あなたにみえるように
くるくると廻りながら
一番伝えたい言葉を
いえる日がくるように
ビターなコーヒーと
あまいココアをもちよって
どんな空間にでもいよう
どれも同じではない
パズルをたくさん並べよう
今日の時間が
なにかのピースにかわる
そんな風に時を刻んでいく
伝えたい言葉を
知っているような
知らなさそうな君へ
最初のコメントを投稿しよう!