となりの隣

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曇天みあげて 時々ほっとする 眩しいほどの光と 雨粒が降り注ぐてまえ すこしばかり どんよりしてしまう 気持ちを引き出してきて 一緒にまっすぐ見上げる きみのとなりの そのまた少しとなりで 瞳のゆらめきや あまり見せたくないだろう隙間を ほんの少しだけ 空を見上げるふりをしながら そっとみえる場所がいい きみが孤独に のまれるまえに きみが見渡せば 不意に目があいそうな距離で パズルのピースを 無理矢理はめ込まなくても 望んだ形に変えて行けたなら きっと相応しい一欠片を 忘れたら思いだしあって 失くしたら見つけにいって なかったら創りだそう 言うほどお行儀はよくない 言うほど力も強さもないけれど きみが知ってくれているから 誰よりも強がりが得意なこと つよがれてないこと だからこそ 強くなりたいと抗うよ 傷つけるなにかから 苦しめるなにかから きみが すとんと肩に背中に どこにでも 力をぬいてくれるように 笑いたいときに ちゃんと笑えるのは ちゃんと傷みをしる人 当たり前そうに 傷つかないでいて おいていかないで きみの傘にも 盾にもなるよ あきれるくらい そばにいても 全てを当たり前にはしない 当たり前にしすぎた幸せを いとおしく想いながら あらためて大切にして こんなこと言いながら また忘れちゃいそうな位 いろんな毎日がやってきて 矛盾してばっかりだけど きみの手がとどくなかに いつもかえるよ 背中をおしてほしいひとは おせるくらいに ちょっと先をみてくれる 一文字ごとが 背中にふわりと舞ってくるように 無責任におさない優しい強さを 掬い上げて煌めかせる宝物 存在でありがとうを伝えるよ となりの隣に あなたにみえるように くるくると廻りながら 一番伝えたい言葉を いえる日がくるように ビターなコーヒーと あまいココアをもちよって どんな空間にでもいよう どれも同じではない パズルをたくさん並べよう 今日の時間が なにかのピースにかわる そんな風に時を刻んでいく 伝えたい言葉を 知っているような 知らなさそうな君へ
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