28 副都長カイの手腕

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28 副都長カイの手腕

俺は夕食が終わった後で、カイをリビングに呼んでカレー店・チョコレート店の定休日や宿屋のシフト制の導入について話し合った。 「とにかくさ、カレー店とチョコレート店には張り紙で定休日を書いてしばらく貼っておけば、休みやすくなると思う。 ただし、カレー店とチョコレート店の休みの曜日は被らないようにしてくれ。 宿屋は定休日って基本的には無理だから、あと3人雇って、シフト制の休みを取り入れようと思ってる。 どうかな?」 俺はカイに言う。 「うーん、大まかには問題無さそうですが、宿屋は今5人の従業員でヒィヒィ言っていますから… 増員は4人にして欲しいです。」 「なるほど。 じゃあ、街にチラシを配って4人募集しよう。 多分すぐ集まるんじゃないかな? 面接はカイそれから、セスに任せるよ。」 俺は言った。 「了解しました。 黄金のハイペリオン見事ですねぇ。 しかし、1か月はかかるのでは?」 「うーん、そうなんだよなぁ… デカい木だけに、エネルギーを使うらしくて… まぁ、カイが上手く回してくれるから、安心して任せているよ。 だけど、何かあったら俺に知らせてくれよな。」 「分かりました!」 そんなこんなで、明日も早いので、俺はカイとの話し合いが終わった後すぐに眠りについた。 そうして、次の日、俺は相変わらず黄金のハイペリオンを塀として打ち立てていった。 1か月後… 見事にEarthのメニーストア区は黄金のハイペリオンの塀で覆われた。 門の部分は空けてあるから、ラッシャーさんに門だけつくって貰わなくては…! そして、俺はEarth都長としての仕事に戻った。 しかし、カイは副都長としての仕事をほぼほぼ完璧にこなしており、エブリファーム区もメニーストア区も超順調だった。 さらに、この1か月俺は黄金のハイペリオンの塀ばかりをつくっていたが、ルナティックストーンやファイアストーンの売り上げがかなり上がっているとカイが俺に言った。 「一体幾らぐらい売りあがったんだ?」 俺。 「約2500万ゴールドです…」 「ま、ま、マジかよ!?」 金額のデカさに俺は驚いた。 「とりあえず魔法金庫に保管してありますが、何かに使われますか?」 「あぁ、そう言う事なら建てたい建物があるよ。」 「何なんです?」 カイ。 「まぁ、まだ、秘密だよ。」 そうして、その日も夕食の時間がやってきて、みんなで賑やかにカルパッチョやイカフライ、ステーキ丼を食べた。 あ、そうそう給料は全員5万ゴールドに引き上げた。 みんな、給料の使い道は決まっているらしい。 そんな他愛無い話をみんなとして、眠りについた。
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