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「緊張する」
「めむ。大丈夫だ。俺が傍にいるから」
「あっ、うん」
会場に入ると注目を浴びながら、祖父母や親父がいるステージへ向かった。
爺ちゃんが『先程、身内のブライダル北条にて挙式をいたしました。孫の秀とめむです。ごゆっくり、お過ごしください』と言った。
そして親父も『私が手掛けたブライダルで挙式ができた事は喜ばしく思います。また、2人は友人たちと会社を興し、軌道に乗り始めました。公私ともに充実した生活を応援していただけると嬉しく思います』と言うと俺にマイクが回って来た。
「秀です。嫁のめむです。公私ともに支え合い、祖父母、親父、お袋のような家庭を築きたいと思っております。よろしくお願いいたします」
2人で頭を下げて、ステージを下りた。
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