第2話 変化

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「では、このペルケめもご一緒させて頂いちゃってよございますか?」 「はは、もちろん! ……でも、僕でよかったのかい? リアナンと一緒の話が弾みそうだけど」 「彼女とは昨日も今朝もたっくさん話をしてしまいましてござい。せっかくの機会ですので今日はいっぱいシグナス様とお話がしたいのです。……ダメにありますか?」 「まさか! さっきも言ったけどもちろんさ。僕はどうも駄目だな、言葉のキャッチボールが苦手なんだ。退屈かもしれないけど、出来る限り一杯話してみるよ。僕のトークトレーニングに付き合ってくれるかい?」 「イエッサー!」  お互いの事を知る楽しい有意義な時間でしたの! お互いの好きな食べ物から眠る時の行動まで、ぐっすり眠れないのが最近の悩みだとか。  ですから言って差し上げたのござあます。 「へいへい! 眠れないのが辛いだって? そいつぁ……寝る前に二時間も本を読むのを止めればよいのでは?」 「……まぁそうなんだけどね」  それはそれは楽しい時間でしたの。
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