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数日後。
ついにやってきましたのはダンダンとトイーモさんの結婚式。
しかしやってしまいましたわ寝坊ざんす。
「やっちまいましたの!!? これでは到着した時には式をおっぱじめてますわ!!」
「あらま。でもご安心下さいペルペルさん、外にドラゴンを待たせております」
「ま、まさかそれはあの?!」
「はい、旦那様と共に幾たびの賞を勝ち取ってきた相棒――ディトラッカーです」
「ひゃっほーいですわ!!」
「さあ、身支度を整えて。旦那様もお待ちです」
「ラジャーでがす!」
リアナンさんに促され、怒涛の勢いで髪を整え肌を整え、ドレスを纏って外へとすっ飛びました。
「やあペルペル殿。用意は済んだかな? では行くよ。この子はじゃじゃ馬だから振り落とされないように気を付けてね」
「あたぼうですわ!」
あぁ! これが数々の伝説を打ち立てて来たドラゴンレース界の至宝、ディトラッカー!! その雄姿に圧倒されてしましますわ。
「それじゃあ行こうか。目指すは新郎新婦の元だ」
シグナス様がそう言うとディトラッカーがゆっくりと羽ばたき始めました。
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