47人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
救国の魔王とはあの、どのような相手も沈めてきた百戦錬磨のあの救国の魔王の事でしょうか? この間の遠征でまた賞を獲得したとかしなかったとか。一ファンとしてつい嬉しくなって飛び跳ねてしまいましたわ。
「あらまあ本当でありますか!? それは是非ともサインが欲しいですわ!! ありがとうございますダンダン、愛しておりましたわ!!」
「その愛は先祖代々の墓場まで持っていこう。……さあこれで貴様と次に会う事も結婚式ぐらいしか無いだろう。さらばだ!!」
「式場はそのまま流用になると思います先輩。でも、先輩の好きなお料理を一杯手作りしますから楽しみにしてくださいね!!」
こうして、このわたくしペルケは彼のお人こと、シグナス・リード・アヴェニス・プリマベーラ様の元へと婚約に赴く事になりましたのです。
最初のコメントを投稿しよう!