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朝食を食べた後、朝のジョギングを済ませてシャワーを浴び、紅茶を四杯飲んで彼のお人の元へ旅立ったわたくし。
お昼前に到着した際にお屋敷に到着した際、その立派さに目を点にしてしまいましてぞな。
「わあ、綺麗! まるで採れたての新鮮な卵のようで艶のある優美さでござい!」
「……なんでいきなりそんな例えが出てくるんですか?」
出迎えてくれた使用人の女性が呆れたような声を掛けてきました。
「これはこれは失礼を。では改めてこれから失礼させていただきますね」
「こらこら、勝手に入っては駄目ですよ。あなたがペルケさんですね?」
お屋敷の中をキョロキョロと見渡していると、使用人の女性に止められてしまいました。出鼻が手折れてしまいやした。
「はい、わたくしことペルケ・ペルケケンとはわたくしですわ。そういう貴女はどちら様でございましょうか?」
「ええはい、このお屋敷に仕えさせて貰っておりますメイドのリアナンと申します」
「そうでしたか。よろしくお願いいたしますわね、リアナンさん。わたくしの事は気軽にペルペルと呼んでくださって結構ざんす」
「はい、分かりましたペルペルさん。では早速ですが旦那様のところへ案内致します。迷子になれないようにきちんとついてきてくださいね」
「あたぼうですの」
「あれ? 此処はどこですかしら?」
「言ったそばから……」
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