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2024/07/12
雲の動きを眺めていると面白いものだけれど、蜘蛛の動きも面白い。
部屋に蜘蛛が出た。まあ、いつものことだ。
ついつい、観察してしまう。
探るように歩く蜘蛛。
気がついたら壁から鉛筆立ての鉛筆に飛び乗っていた。
さて、ここからが観察していて面白い部分である。
自分で登ったくせに、どうしていいのかわからないようというような挙動を取る蜘蛛。
身体を回してみたり、きょろきょろ動いてはどこにも行けないさまが、あまりにも細かいので、迷子のように見えるのだった。
朝蜘蛛は殺してはいけないというから、観察後、どこへ行かれなのやらと思えば、未知乃のところの対角の端、他の方の机に現れた。
蜘蛛さまは自由だなといつも思う。
自由すぎて人間は困っているのだがね。
羨ましくもある。
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