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できないって。
俺はなんだよそれって思ってさ。
俺の事も調べたとか言うから……なんか、怖いなと思って、立ち去ろうとしたんだけど。
リナのことを本気で大切にしてくれるなら、どうか、リナを支えてくれないかって頭を下げたんだ。
ビックリしてさ、何度も理由を聞いたんだけど、答えられないって。
俺の気持ちよりも、そういうことはリナの気持ちも大事だろって言ったんだけど。
リナを大切にして欲しいの一点張りでさ、話にならなくて。
でも、俺もリナのこと諦められなかったし、そんなこと、ルーカスさんに頼まれなくても大事にする!って突っぱねたんだ。
そしたらルーカスさん…
あの綺麗なルーカスさんの顔が、歪んでた。
とても、苦しそうだった……。
この事は、リナには絶対に言わないでくれって
口止めされていたんだ。
リナ…、
リナの中には、まだルーカスさんへの気持ちが残ってるんだろ?
ルーカスさんとリナの間に、何があったのか知らない。
でも、
俺は、こんなだけど、
もしも、もしも、少しでも俺のこと気になってくれるなら、
うちへ来ないか?」
「え?」
衝撃的な告白に、頭が混乱していた。
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