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アーノルドさんは愛妻家ですもんね~。」
「いや、まぁ、わしらは長年連れ添ってますからな。なのに、わしに嘘をついて出かけていて、」
「奥さんは、お友達と出かけると言ってたらしいんですけど、実際は男友達と会ってたのですって」
「まぁ、でも学園の同期生同士で久々に集まったらしいんですよ。わしに誤解されるのが嫌で黙ってたらしいんですがね。その中に妻の初恋の人がいたもんで。」
「やだ~もうアーノルドさん、結局は惚気ですか~」
若い従業員の女の子は、恋バナが大好きで盛り上がっていた。
「食事をするくらい、いいじゃありませんか」
これは…ルーカスの声…?
「だって、奥さん誤解されるのが嫌な程アーノルドさんの事を想ってたってことですよね?」
な…に…を言ってるの?
ルーカス、私には浮気だって話も聞いてくれなかったじゃない。
「ルーカスは優しいのね。じゃあリナはどうだったのかしら。
あら、私ってばごめんなさい…」
どうしてここで私の話になるの?
あなたには関係ないじゃない。
これは私とルーカスの問題だし、みんなの前で言うことではないでしょ。
ど
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