「告白」

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「告白」

出会ってから彼女が転校するまで・・・ 階段の踊り場で、すれ違った瞬間に恋に落ちた二人。 二人が付き合うまでに多くの試練が、ありました。 それは、僕のことを好きだと言ってくれる女子がいて その子は、学年で一番のヤンキーの女子でした。 僕と彼女が話していると、その子は彼女に辛くあたっていました。 僕が初めて彼女に気持ちを伝えた後にもらった手紙には Dear ラフ・キャット君 うれしい! 本当に私のことが好きなの. それだったら私は嬉しいです。 だってあなたから好かれるなんて最高。 私も好きです。ひ・み・つ 私と君が話しているとすぐに、あの人が怒るのですごく悲しいです。 だからあの人たちには 、君が好きだということが、言えないのです。 私は君のことが好きです。 でもこれは誰にも言えません。 あの人がいる限り 私と君の胸だけに置いといてください お願い。 この手紙を書いたことは秘密にしてください じゃあね バイバイ                          byカーコ 学校内でしゃべることもできず、 松本さんを通じて手紙のやり取りしかできませんでした。 「その子にちゃんと話すから」と僕は、何度も彼女に言ったが、 「お願いそれだけはやめて」いつも彼女は言った。 このままではいつまでたっても学校で、話せないし何とかしなくっちゃ 僕はそう思い野球部の仲間とヤンキー女子達と彼女と 夜の公園でみんなで集まってお互い誰が好きか、言うことにした。 ここでカップルになったら、みんなで祝福すること、 そういう条件で、全員で告白することに決めました。 彼女は怖がって、僕を好きだとは言えないと言っていた。 「僕が必ず君を守るから勇気を出して正直に好きな人を言って」 それでも彼女はそうするとは言わなかった。 僕は、不安で不安で、もしここで、二人が好きと言って、 カップルにならなかったら どうしようって、思っていました。 クリスマスも近い寒い晩に公園にみんなが集まり順番に 自分が好きな相手に告白する。 僕のことを「好きだ」と言ってたヤンキーの女の子は、 野球部の友達から告られてそいつと付き合うことになりました。 いよいよ僕の 順番になりました 。 僕は彼女の前で「君が好きです 付き合ってください」 そう言うと 彼女は僕の目を見ながら「私も出会った時からあなたが好きでした」 僕の心配をよそに堂々と彼女は、言ってくれました。 その日彼女は手編みのマフラーを僕にプレゼントしてくれた。 この日を境に僕たちは堂々と付き合うことができました。 幼い僕らは、キスもしないまま手紙の交換や交換日記、 そして、部活の帰りはいつも手をつないで彼女の家まで送っていった。 彼女の手紙の封筒と便箋はいつもスヌーピーだった。 今も、スヌーピーは、僕のマスコットなのです。 お互いの友達たちと一緒に、スケート場にいったり、 映画を見に行ったり、楽しい時間を過ごしていた。 このまま幸せが永遠に続くと思ってた。 運命のいたずらが、二人を引き裂くときが来るなんて、 中学二年生の2学期の終業式の日に、 彼女が、親の仕事の都合で広島に転校することになった。
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