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となりのトトロ
『となりのトトロ』の雑学を紹介します!!
『となりのトトロ』と『火垂るの墓』は同時上映だったのですが、そのことに起因するエピソードがいくつかあります。
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・両作品とも、当初は60分ずつになる予定だったが、『火垂るの墓』が90分へと尺を伸ばしたため、『となりのトトロ』も尺を伸ばすことにした。そのため、主人公の女の子は1人という設定を変えて、「サツキ」と「メイ」の2人に主人公を分け、エピソードを増やすことにした。
『となりのトトロ』の宣伝用ポスターには、サツキでもメイでもない女の子が描かれているのですが、その子が当初の主人公でした。
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・『となりのトトロ』と『火垂るの墓』とで、スタッフの取り合いとなった。
同時に制作したのですから、そうなりますよね^^;
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・『となりのトトロ』の都市伝説、実はサツキとメイは死んでいた、はジブリ側が完全否定している。
サツキとメイの影がないシーンがあることや、病院に行ってもお母さんからは姉妹が見えなかったことから、実は姉妹は死んでいるのではないか、という都市伝説が生まれました。
が、ジブリは否定しています。
影がないシーンについては、その場面では影の作画は必要なしと判断されたからとのことです(制作の手間を省きたかったようです^^;)
病院でお母さんから姉妹が見えなかったのは、トウモロコシの演出効果を高めるためです。
宮崎駿監督は、ハッピーエンドとして制作した、と語っています(同時上映の『火垂るの墓』と真逆のラストにしたかったようです)。
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・『となりのトトロ』は、興行収入的には赤字だった。
当初は思っていたほど観客が入らず、数千万円の赤字になりました。
スタジオジブリは赤字を埋めるために『魔女の宅急便』の制作を開始します。
その後、トトロのグッズ(ぬいぐるみ)が売れに売れて、結果、黒字となりました。
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・『となりのトトロ』に、トマトや蛍は登場しない。
同時上映の『火垂るの墓』との重複を避けるためです。
『火垂るの墓』では、主人公の清太が畑のトマトを盗んで食べるシーンがあります。
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・「トトロ」の名の由来は……
映画の中では、「トロール」をメイがうまく言えずに「トトロ」と発音していることになっています。
メイがトトロに出会った時、「ト、ト、ロ」と言ったように聞こえるシーンもあります。
実際は、トトロは「ネムイヨーッ」と言っていた設定になっています^^;
エンディング、お母さんが布団の中で読み聞かせをするシーンで、絵本の題名は「三匹の山羊」となっています。
このお話は、「がらがらどん」としても有名ですね。
橋の下から出てくるお化けが「トロール」です。
では、制作スタッフ側としては、「トトロ」という名前をどのようにして決めたのでしょうか。
「所沢にいる隣のおばけ」という意味でトトロにした。
宮崎駿監督の知人の子が、「所沢」を「ととろざわ」と発音したことから着想した。
などと言われています。
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・ネコバスの行き先表示の秘密
最初は「塚森」と表示されています。
サツキからの依頼を受けてメイのところに行くわけですが、
行き先表示が次にように変わっていきます。
塚森 → 長沢 → 三ツ塚 → 墓道 → 大社 → 牛沼 → めい
途中で出てくる「墓道」がちょっと怖いですね……^^;
「めい」を発見したネコバスは、次の目的地を「七国山病院」に変えます。
この時、「院」の字がおかしなことになっています。
こざとへんが左右反対に、完の部分が上下反対になっています。
この行き先表示を照らすためにいるネズミみたいな生き物が、この誤字を見て驚くシーンがあるので、よく見てみましょう^^
最後、サツキとメイを家に送ったあと、ネコバスの行き先表示が、密かに「す」に変わっています。
これは「巣」という意味なのでしょう。
リアルのバスであれば、「回送」ということかな^^
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・サツキの髪型はお父さん似、メイの前髪はお母さん似。
お母さんが出てくるシーンは少ないので、出た時は前髪に注目してみてください。
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・オタマジャクシのシーンの制作に1ヶ月かかった。
メイが水の中を覗き込んで「おじゃまたくし」と言うシーンがあります。
その動画制作になぜか1ヶ月もかかってしまったそうです。
次に見るときには、オタマジャクシのシーン、お見逃しなくw
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・トトロは、『トイ・ストーリー3』にカメオ出演している。
となりのトトロ トイストーリー3
で画像検索してみてください。
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・お父さんが研究している内容は……
「縄文時代に農耕があった」という仮説の検証を行っているそうです。
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ここからは声優ネタです。
・お父さんの声は、声優さんではなく、コピーライターの糸井重里さんが担当している。
声優オーディションでは、プロの声優だとどうしても温かみのある声になってしまう、つまり、上手すぎるため、30代の未完成な父親のイメージに合わなかったとのことでした。
そこで、宮崎駿監督は声優ではなく、コピーライターの糸井重里さんをお父さん役の声優にしたのでした。
ちなみに、糸井重里さんは、『となりのトトロ』のキャッチコピーを
「このへんないきものは、もう日本にはいないんです。たぶん」
としたところ、宮崎駿監督は「いるのです」に変えてくれと頼んだそうです。
結果、コピーはこうなりました。
「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん」
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・サツキの声優さんは日髙のり子さん。
『タッチ』の南ちゃんですね。
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・お母さんの声優さんは、『カリオストロの城』のクラリス、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役も担当している。
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・メイの声優さんは、『魔女の宅急便』で赤ちゃんの声を演じている。
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・メイの声優は坂本千夏さんだが、1シーンだけ、TARAKOさんが声を入れている。
TARAKOさんといえば、「ちびまる子ちゃん」の声優さんですね。
「おねえちゃんのバカ~~~~!」
というセリフだけ、TARAKOさんの声になっているそうです。
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