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5  上空に待機していた高高度ラピュタは浮遊気体が水素だから高い高度で留まる。 細長いラピュタには新コンコルドがありそのコンコルドに乗り継ぐと音速を超えるスピードで飛んだ。 コンコルドの加速は船尾の化学反応エンジンだが、目的地で減速時も化学反応エンジンで一言で言うと怖い。 高高度ラピュタは磁気カタパルトで新コンコルドを受け止める。 それはまるでキャッチボールをしているかのようで少し滑稽だ。 昔のコンコルドは音速が売りとはいえ空港が限定されたり大人数の客を待たねばならないと不評で廃止されたが。 ここでコンコルドに乗りたいというお客様の定義をし直すと。 とにかく急ぎたい費用度外視の少人数のお客様ということになる。 故に空港を空の上とし利用客も10名以内の一組様と定義づけられた。 お客様は新コンコルドと高高度ラピュタを貸し切れば割に合うのだ。 もちろん今日は忙しいが昨日は客が来なかったの時もあって良いもので客来ないなら動かさねば良い。 高速機動型飛行船でナミブ砂漠まで急ぐ。 6
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