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2  金星の交通手段は主に水陸両用車だ。 何故なら金星には高すぎる山も無く深すぎる海もない。 大陸も細長く島々が多いからだ。 金星の85パーセントは海ではなかろうか? この海だらけを移動するなら水陸両用でないと不便なのだ。 アフロディア大陸も大陸というか大きな島のようでこれが金星の大陸の大きい方だ。 そしてこの金星の海は浅い。 イワシや秋刀魚などを養殖の候補にされてあるが金星の海流は研究が始まったばかりで 回遊魚も迷子になる。 元気がいいのはシアノバクテリアのような植物性プランクトンなのだが長い夜が来ると 全滅してしまい巨大な赤潮になりがちだ。 水中に核電池をエネルギー源に酸素放出の機械を置かれる努力は試みられているものの 金星の海は広く供給が追いつかないのだ。 昼は生が支配し夜は死が支配する。そんな金星は地球から生物学から注目され続けている。 3
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