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「んんっ…!」
リビングには母ちゃんがいる。
激しさが増すにつれ、声を抑えるのが難しくなって。
声が聞こえないように手で塞ぐも少し漏れてしまった。
それでも、手は止まらない。
そして、
「んあぁ…っ!」
白い液体を吐き出した。
「はぁ…はぁ…」
ティッシュで受け止めると、息を整える。
とくんとくんと心臓の音が聞こえた。
それから、涙が一粒、こぼれた。
「なれたら、良いのに…」
なんて、ね…。
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