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「でも、…無理、に決まってるよ…」
自覚すると同時に自信のない弱音も吐き出す。
ズボンをはくと、仰向けに寝転がりなおした。
だって、あんな姿見られた。
りっく…茅場さんのアパートでの出来事。
銀治君はあれ以来全く触れないでいてくれてるけど…俺のしゃぶられて、俺がしゃぶってるの見られた。
その前にはおじさんとキスしてラブホ入ってるとこ。
それで、こんなぼろぼろ。きっと助けてくれた時に俺の体も見ただろう。
痣があちこちにあるのも知ってるだろう。
銀治君はそんなことどうでもいいという感じで言ってくれたけど…。
でも、友達でいるのと、恋愛関係になるのではやっぱり影響は違うと思う。
…そんな俺が、きらきら輝く彼の隣にいるなんて絶対に無理だ。
釣り合わな過ぎる。
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