嫌な予感

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夕方、夫浩一から会社帰りに 急遽同好会役員4人で集まる事になったので 遅くなる旨の連絡が入る あぁ栄子さんから電話があったんだ... 4人かぁ、ふ〜ん... 10時を少し回った頃 そろそろ、帰ってきてもおかしくないわね? そう思っていた時に、再び電話が鳴った ートゥルルルルー 「は〜い♪...?」 山本「吉澤さんの〜奥さんですかっ?」 ん?? 酔っ払いの間違い電話ではないかと思うほど 呂律がまわっていない 浩一だと思って受話器を取ったのに コイツ〝誰?‘’ 麻依「はい、どちら様でしょうか?」 山本「テニス同好会の山本って言いますが    吉澤さん帰って来てますかっ?」 麻依「いいえ、まだ戻っておりませんが」 山本「やっぱり!栄子さんと2人で途中から    いなくなっちゃったんですよ〜    ホテル行ってんじぁないですか?    気を付けた方がいいですよ〜ヒック」 嫌な予感はこれだったんだ... 麻依は最近浩一が 「栄子さん、ボールを打っても打っても   返して来るんだよなぁ」と 嬉しそうに言っていた事を思い出していた
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