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7
「と、いうことがあったのです」
カフェモカを飲みながら、ここに来るまでの経緯を話し終える
「それは大変でしたね。ここなら安全です。一息つかれたら帰り道をお教えしますね。」
「ありがとうございます」
色々なことがありすぎて、スミレは疲弊していた
追いかけられた恐怖もあり、かすかに手先が震えている
「それにしても、あなたはとても綺麗な瞳をお持ちですね」
ふと顔を上げると、女性はじっとこちらを見ていた。まるでこころの中まで見られているような不思議な感覚だった。射抜くようにじっと見つめている
「ふ、普通です。」
この話題を逸らそらしたくて、ばっと顔を伏せる
「不思議ねぇ、治癒の魔法を使えるのに、黒い瞳だなんて」
「え、えぇ…」
落ち着いてくると、スミレは今まで話したことを後悔し始めた
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