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あなたの瞳の奥には、光の粒子が見えますね。キラキラととても綺麗。治癒魔法を使っている時は金色に輝くのではないかしら」
「えっ」
そういえばガヴェインも、昔同じことを言っていた気がする
普段訪れる患者さんは、私の瞳など気にしない。というかそもそも容姿なんて見ていないと思う。治癒師を求めて訪ねてくるから。
「むか~しね、私も同じことを言われたのです。いたたっ、ちょっと待ってくださいね」
女性は、両方の眼から何かを取り出していた
ガラスのようなものを
「あ、これはコンタクトレンズです。色付きのね」
女性の瞳の色は、私と同じ黒だった
先程まではブルーだったのに
「コンタクト…?」
「あぁ、視力が悪い人がつけるものなんだけど、瞳の色を変えたくてつける人もいるのです。」
「都会にはすごいものがあるのですね!」
「ふふふ、都会…そうね、都会というのかもしれませんね。ここではないところだけれど」
女性はスミレに顔を近づけてきた
「ねぇ、のぞいて見て下さい。私の瞳。
こっちの世界に来てからこんな風になったのです。ほらキラキラ分かります?」
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