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「誰だ!」
うぉーーー!
奇声を発しながら、小柄な男が突進してくる
咄嗟に身を交わしたものの、反撃の手が止まる
「ダメだ、直視できない!」
女性の下着を見るなんて!
アルは小柄な男と距離をとり、心を落ち着けるために外へ出ていこうとした
その様子を見た男は、怖がっていると勘違いして追いかける
「なんだ~こえーのか~?ぐひひひひひ」
下着を被った男は、勢いづいて追いかけ回した
女性の下着を見ずに、どう攻撃したものか悶々と悩みながら走るアル
その後ろを、両手を上げて下卑た笑いを浮かべ追いかけ回す下着男
「なんだかな~、このシュールな光景…」
そしてそれを眺める殿下
「殿下!変態がいます!」
「んん?私には変態が二人いるように見えるよ」
「殿下!」
「そんな顔をして走っていたらねぇ。何想像してるのアル?」
「はぁ!?そんな訳ないでしょ!殿下」
「そんなってどんな?私は何も言ってないけど」
「ふざけてないで、なんとかしてください」
「そうだね~」
「きゃー!泥棒!えっなに?私の下着、うそ、信じられない!変態!
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