9

3/5
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/92ページ
「誰だ!」 うぉーーー! 奇声を発しながら、小柄な男が突進してくる 咄嗟に身を交わしたものの、反撃の手が止まる 「ダメだ、直視できない!」 女性の下着を見るなんて! アルは小柄な男と距離をとり、心を落ち着けるために外へ出ていこうとした その様子を見た男は、怖がっていると勘違いして追いかける 「なんだ~こえーのか~?ぐひひひひひ」 下着を被った男は、勢いづいて追いかけ回した 女性の下着を見ずに、どう攻撃したものか悶々と悩みながら走るアル その後ろを、両手を上げて下卑た笑いを浮かべ追いかけ回す下着男 「なんだかな~、このシュールな光景…」 そしてそれを眺める殿下 「殿下!変態がいます!」 「んん?私には変態が二人いるように見えるよ」 「殿下!」 「そんな顔をして走っていたらねぇ。何想像してるのアル?」 「はぁ!?そんな訳ないでしょ!殿下」 「そんなってどんな?私は何も言ってないけど」 「ふざけてないで、なんとかしてください」 「そうだね~」 「きゃー!泥棒!えっなに?私の下着、うそ、信じられない!変態!
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!