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あ、昨日の紫の!変質者!気持ちわるっ!出て行って!」
そこへちょうどスミレが戻ってきた
「無事だったのか」
「ご無事だったのですね」
「あっお嬢ちゃんぐひぐひうぎゃっ」
「はぁはぁはぁ、気持ち悪い!」
力の限り箒で下着男をボコボコ叩くスミレ
「もう、そのあたりで。この箒は預かろう」
「触らないで!変態!」
「なっ!私は」
「ははは、心配いらないよお嬢さん、アルは変態というか真面目すぎる堅物だから」
「2人ともこの変態連れて出て行って!」
ピシャリと言葉を撥ねつけられ2人は顔を見合わせる
「驚かせてすまない。私達は怪しい者ではない。あなたが心配で」
「心配される覚えはありません」
「あの、昨日のお礼も兼ねてどうか話を」
「この変態は始末するから」
「始末って…村に屯所があるから騎士に預けて下さい」
「あぁ、ポケットの中と一緒にね、アル、一旦退散してすぐに戻ってこよう」
「はっ、では失礼。この男は私が」
倒れ込んだ男を引きずりながら2人は去って行った
あっ下着…
スミレは下着を被ったままの男を複雑な気分で睨んで見送った
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