11

2/4
前へ
/92ページ
次へ
と扉と一緒に外に出る体勢になるスミレ それを、抱き止めようとしたアル ペシーン! 「ぐわっ」 「変態!」 アルの手を振り叩き、なんとか体勢を立てなおしたスミレ キッと2人を睨みつけて威嚇する 「なんなんですか?いったい」 「中へ入れてもらえるかな?」 スタスタと中へ入っていく殿下 「あ、勝手に」 「私も失礼する」 「はぁ~」 もうなるようになれと2人の後ろからついてくるスミレ 「突然のことを許してほしい」 殿下は室内の散乱した状態をさっと確認すると、指を鳴らして元通りの状態へともどした 「は?え?え?す、すごい、綺麗になってる魔法…?」 驚き戸惑うスミレに殿下は礼を述べる 「昨日は助けていただき感謝している。私は"デー''、こっちは"アメ''と言う。訳あって何も言わずに去ったこと申し訳なく思っている。危ない目に合わせてすまなかった」 頭を下げるデーにつづき、アメも一緒に頭をさげる 「私からも本当に感謝する」 「危ない目って、あなた達はあの変態の仲間ではないのですよね?  こちらこそ…さっきはありがとうごさいました
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加