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と扉と一緒に外に出る体勢になるスミレ
それを、抱き止めようとしたアル
ペシーン!
「ぐわっ」
「変態!」
アルの手を振り叩き、なんとか体勢を立てなおしたスミレ
キッと2人を睨みつけて威嚇する
「なんなんですか?いったい」
「中へ入れてもらえるかな?」
スタスタと中へ入っていく殿下
「あ、勝手に」
「私も失礼する」
「はぁ~」
もうなるようになれと2人の後ろからついてくるスミレ
「突然のことを許してほしい」
殿下は室内の散乱した状態をさっと確認すると、指を鳴らして元通りの状態へともどした
「は?え?え?す、すごい、綺麗になってる魔法…?」
驚き戸惑うスミレに殿下は礼を述べる
「昨日は助けていただき感謝している。私は"デー''、こっちは"アメ''と言う。訳あって何も言わずに去ったこと申し訳なく思っている。危ない目に合わせてすまなかった」
頭を下げるデーにつづき、アメも一緒に頭をさげる
「私からも本当に感謝する」
「危ない目って、あなた達はあの変態の仲間ではないのですよね?
こちらこそ…さっきはありがとうごさいました
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