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デーさんとアメさん……変わった名前ですね」 スミレは2人をまじまじと見た 怪我をした方の瞳は黄金色に輝いて見えた 紫と黄金色の瞳持ち デーとアメ… スミレは2人の不釣り合いな服装と名前に直感した。これは、追求すると"ヤバイ"案件だと 関わるまいと決意し、聞き流すことにした 「お礼なら十分いただきました。」 「あ、そうだったこれを」 デーはポケットから小袋を取り出してスミレへと手渡す 「これは、こんなにいただけません」 先程の金貨の入った小袋だった 「口止め料も入ってると思ってくれていいから。ところで…お嬢さん、"ニホン''を知ってる?女神の申し子とか聞いたことある?」 無理矢理小袋を手に握らせられたスミレは、間近でデーと名乗る男を見上げる 瞳だけでなく金色に輝く髪は、どこかガヴェインを思い出させる 「い、いいえ。何ですかそれは?」 スミレはふいっと顔を背けてテーブルの方へと移動した 「そうか、知らないならいい。」 「でん…デー、申し子のこと私から説明させていただきますが」 「いや、いいその話は。アメ、ちょっと外へ出る。すぐに戻る」 「で、デー、お供します」 いいから待機しろと言われてアメは困惑して佇んでいた
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