夢の続き

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地元の老舗のスーパーに立ち寄って卵とウインナーと惣菜を買うと手元の財布の重量が心許なくなってくる。 祖父母が毎月生活費を送ってくれるけど無駄遣いはできないため、私は買い物袋を片手に踵を返す。 帰りがけに店先のおばあちゃんに「気をつけておかえり」と心配そうに微笑まれたので会釈だけして街中をまた歩いて帰る。 優しい人は苦手だ… しばらくして閑散とした公園が見えてくると、家まであともう少しだ。 が、ここでふとあることに気づく 公園に誰かいる…? 夜の街灯以外明かりを灯すことの無い深夜の公園のブランコに座り込む影が見える。 ゆったりと上下に小さく揺れているため酔っぱらいが寝こけているわけでは無さそうだ。 気になって公園に視線を向けたまま歩調を緩めていると、いきなり影が立ち上がる。 「こんな時間にお出かけ?」 鈴の音のような高い声色は聞き覚えがあった。
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