第一章

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第一章

1.「毎日」*真奈※  何で、こんな事になったんだっけ。  たまに考えるけど――――……なんか、はっきり答えは出ない。 「……ん、ン……っ」    でかいベッドのど真ん中で。  やたら色気のある、アルファの男に、組み敷かれて。  深く突かれて、仰け反る。  それを、オレの体は、快感として受け取ってしまう。 「……あ……っあ……」  二か月も、毎晩のように、何度も繰り返されれば、  そりゃ、慣れる。 「……っ……ぅあ……っ……ん、ん……!」  奥をかき混ぜられて、噛みしめた唇に、乱暴にキスされる。 「……んん、ん……っ……ぅ……っ」    突かれてまた仰け反り、唇が離れる。  すぐに顎を抑えられて、深くキスされる。   「……んっ、ふ、ぁ……」    もう、無理――――……。  中を、締め付けて。  頭の中、真っ白になった。 「……っは……――――……っ…」  荒い呼吸を繰り返していたのだけれど。  ぐい、と引かれて、俊輔の上に座らされる。  向かい合うと、後頭部に手を置かれて引き寄せられて、深くキスされる。   「……んぅ……ん……ぁ……」    中にある俊輔のが、いいとこを、刺激して――――……。 「……ぁ……ん……っ……」  今度は、緩く突き上げられる。    ――――……今日も、まだまだ終わらなそうで。  ただ、快感に翻弄されて震える手で、俊輔にしがみついた。   (2023/10/29)
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