えぴ26

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「あっ安堂さんあっち、少し歩きますけどトイレ!そうトイレ行きましょう、ねっ?」 さすがに道の真ん中で成人男性二人が全く動かないと、やや視線が集まり始まる。 英護は理性を保つというより「このままではヤバイ」という焦りから冷静さを保ち、半ば引きずられる形で数人を外のトイレまで連れていく。 和風テイストの公衆トイレさえも外国人観光客の注目になっていたが、幸い行列もなくスッとトイレに入れた。誰もいない中に入って一安心、する暇もなく今度は数人が行動し、個室に英護を連れ込むといきなり下半身が目の前に来るようにしゃがんだ。 「ちょ、ちょちょっ!」 何をするかは若干予想付くが、鍵を掛けてない!英護は押し込まれた奥から手を伸ばし、なんとか鍵を掛けた頃には数人の手によって下着までずらされていた。 「あ、安堂さん…?」 やや驚きながらも期待に満ちた瞳で数人を見下ろす。このようなシチュエーションに当然英護のモノは立派に勃起していた。それを数人はメガネの奥の潤んだ瞳で穴が開くほど見つめ、たまらなくなって熱く湿った口を開き、パクリと頬張ってしまった。 「~~~~~~~っっ!」 外に聞かれないよう自ら咄嗟に手で口を覆うことはできたが、想像を遥かに越える強い快楽に顎が天にのけ反った。 「ふ、ふっ、あっん…♡ど、さん…」 震える声でやっとか細い声を絞り出したが当然数人に聞こえるわけない。口に咥えたまま、どうすればいいかも分からず本能的に舐めしゃぶる。 「くうううう、うーーーーっ♡」 英護は全身をあわただしく駆け巡る快楽に声を殺し、必死に頭を左右に振るが決して数人を拒絶することはなかった。どんどん膨らむ昂りは、今まで味わったことない不思議な味がする。ずるずるじゅるじゅると啜る淫ぴな音は確実に個室の前からは聞こえてしまう。 それでも数人は止まることなく男根を熱心にしゃぶり啜り、確か英護はこうしていたとおぼろげに思い出しながら口腔で奉仕する。 自分の体が疼いてたまらないのに、なぜか顔を見た瞬間からこれがしたくて仕方なかった。英護が怒るかもしれないと思っていたから、想像以上に喜んでくれてるようで尚のこと気分が良くなる。
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