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英護は便座を背に立ち、不安定ながらも口に手を当て片手は数人の頭を撫で、この瞬間が少しでも長続きするように快感に耐える。
本当は本気でホテルまで何もしないと我慢するつもりだったが気持ちよすぎて全て計画がぶっ飛んだ。
「あ、あんど、さん、俺ぇ…裏、筋が弱…♡」
「むぷぁ」
「ひぅっ♡」
一旦咥えていた陰茎を口から離して観察する。裏筋がどこかは分かる。逞しい血管の張り巡らされた幹の裏に走る鉛筆のような太い筋。…だがどう責めればいいんだ?
数人は思案して首を傾げる。よく分からないから再び先っぽに吸い付き、しゃぶる。
「んぐっ♡ふ、あ"っ…!」
超過敏に昂らされた性器をフワフワで♡あつあつで♡ぬるっぬる♡な口腔で刺激されれば何もかもどうでも良くなる、弱点とか関係なくとにかく気持ちいい。鈴口ばかりを重点的にくすぐるような、吸い付くような、腰が抜ける快楽に英護は耐えきれず膝がガクガク震え出す。
「ぃく、いく…っ♡あん、どさん…♡も、出ます…っ♡」
声を震わせる間も熱心にちゅうちゅう♡ぺろぺろ舐め尽くされ、いよいよ我慢の限界だ。
「んん、ふっ…」
顔の回りをヨダレまみれにしながらも眉に濃いシワを作りながらも、懸命に奉仕してくれる数人の口の中で思いっきり射精する、想像だけで英護は目眩がするほど興奮した。
「いいぃいく、いくっ、いく…♡」
数人の舌の1かきが、怒張に塗られる唾液の1しずくの全てが気持ちいい。下腹部にマグマのような快感が蓄積し、その全てを雄根から噴射する瞬間…
バタバタバタ!
誰かが走ってくる足音がした。
「うーーっトイレ!マジ漏れる~!」
「~~~~っ♡」
英護の血の気がサッと引き、冷静にはなったものの食い付かれた性器は射精したくて暴れ狂う。足の力が抜ける形で便座に尻餅ついても数人はすっぽんの如く、全く離れず追いかけて肉棒をしゃぶり尽くす。本能的に何かを感じているのか、尻をつき上げてフリフリ踊らせるほどだった。
英護は直感的にトイレの水を流す。その音で数人のすする音と英護の嗚咽はかき消される。追って、また誰かが入ってきた。
「小林~、勝手に行くなよ、離れたらアンドロイドに始末されるぞ?」
じゅるじゅるずるずる
「いやートイレだけは許してくれ!マジ漏れるとこだった!あぶねー!」
じゅぽじゅぽぐぽっぐぽっ
「キタネーなぁ、手洗えよ?女子待ってるから早く行くぞ。」
ぶちゅずちゅちゅ、ちゅるちゅる
「あ、ん、ど…っさ、ん…♡」
「うーい、次土産屋行こうぜー」
パタパタパタ…と足音が遠ざかる。
英護は顔にめり込むほど手を当て、死ぬ気で声を押さえていた。ホッと気が抜けた瞬間…
じゅるるるっ、じゅるるるるる、ずずーー♡
「ん"ーーーー!ん"ーーーー!!!」
中々出ないから吸い出そうと思ったのか、数人が鈴口のみ咥えてストローを吸うように先っぽを吸い上げた。声を我慢しているが、耐えられない。個室の壁に足が当たりガタガタと音が鳴っても身を捩って逃げようとしても数人は意に介さず、口を離さない。
「ん"ー!ん"ー!ん"ん"んんんん!!!」
ガクガクッとけいれんした時の英護はほぼ白目を剥きかけ、顎から唾液が伝う。
経験したことない壮絶な射精に英護でさえ一瞬失神した。なぜすぐ戻ってこれたかと言うと、射精しても構わず数人がちゅぱちゅぱ吸っていたからだ。
「ひっ♡いっ♡あんどーさん、もう許してっ…♡」
敏感になった亀頭を刺激され続けるのは快楽よりも痛みが勝る。痛すぎて反射的に数人を引き剥がし、ようやく落ち着いた。
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