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ちゅ、ちゅるっ…ちゅう、ちゅむ…
「ん、ふぅっ…♡」
小細工無し、最初から交わう前提の本気キスの色気に数人は力ない声が鼻に抜ける。
唇を噛まれるんじゃないかってほど荒々しくも官能を引きずり出されるキスに数人の腰はとっくに抜け、英護に支えられないと自立も出来ない。しかし壁に預けた背もズルズルと落ち始め、バランスを取るため英護は壁ドンのような姿勢で熱烈なキスを続けた。
「ぷはっ…、はあっ!あ、むっ…!」
長いキスにたまらず酸素を求めて顔をずらしたが、すぐに顎を掴まれキスを再開する。
グズグズに溶かされ、キスだけで犯された気分。ポーッと潤む視界で雄の顔した英護が舌なめずりしていた。
「安堂さん、ここじゃ頭打つかもだし…ベッド行きましょ?」
「ああ…」
抱き寄せて歩くものの、すでに夢心地。
これから本番セ○クスするのになんだか勿体ない感じだが、英護の色香は初心な数人を骨抜きにするだけの力があった。
ベッドもダブルとは思えない大きなサイズ。
フットカバーは暗い赤で見えにくいのに豪華な刺繍があしらわれ、木材も高級感があり、シーツはシルクのように滑らかなのだが数人には観察する余裕がなかった。
ベッドの上で四つん這いにされた時からなんとなく嫌な予感はしていた。だが、サプライズに英護は驚いてくれるだろうか…?緊張に更に緊張する一瞬。
「安堂さん、ズボン下げますよ。」
柔らかい声で英護がベルトを外し、ズボンを下げるのを無抵抗に待つ…。
「えっ…、な、に、これ…。」
ど、どうだ…?この反応は、どうなんだ!?
気になるのもあるが、羞恥に数人の神経は焼ききれる寸前だ。なんと言われても恥ずかしさで気絶できるほどクラクラ目眩がする。
「なん…スか、これ?」
英護は信じられない、といった様子でしげしげ観察しながら縁の回りを指でなぞる。
数人は英護を喜ばせたい一心で、真面目でお堅い性格には不似合いの穴開きパンツを履いていた。ピッチリとしたボクサーパンツに尻の割れ目がしっかり見えるようなハート形の穴。扇情的な黒が数人の臀部をこれ以上ないほど色っぽく見せた。
「…こういうの、似合わなかっただろうか。」
「や、似合う似合わないじゃなくて…えろすぎでしょ?なんスか、犯しますよ?」
「…そのためにここにいる。」
当たり前のことだ、と足の間から英護に見えるようフワリ微笑む数人を見て英護の中の何か…理性が弾け飛んだ。有無を言わさずハートの割れ目に唇を寄せる。
「うひっ♡ひ、う、ううううあああっ♡」
乱暴に尻たぶを左右に割られ、その1番深い場所にある秘孔をねっとりと熱い舌でベロベロくちゅくちゅ舐め回された。
久しぶりの感覚だが数人は縁を舐められることが大好きすぎて止めてくれと英護に頼むほどだ。だが今夜は全て受け入れようと、甘くくすぐったい快楽を享受する。念のためキレイにしてきてよかった…!
「ううんっ♡んんっ、んんぅ、ふううう♡」
さっきまでキスしてたヌルヌルの舌で性感帯の縁を舐め回されると腰がびくびく跳ねてしまう。考えないようにしても舌が縁をクルクルなぞったり、割れ目を開こうとツンツンつつく感覚の1つ1つを鋭敏に感じ取ってしまう。
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