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えぴ32
ソファーでぐったりと脱力してしまった数人のことを英護は満足げな笑みで見つめた。
「くす、乳首でイッちゃいましたね？安堂さん。約束は守ってくださいよ…？」
「あ、ふ…♡」
あんな…直前の契約納得できない♡
だが宣言通りちくびでイッてしまったし…余韻が気持ちよくて判断力が鈍る。
「約束…だからな。」
表面では渋々受理したが内心踊っていた。
照れ隠ししながら肯定した数人が可愛らしくてたまらず英護は抱きつく。
「あーもうっ、ここで抱いていいスか！」
猛々しい下半身の隆起を尻の谷間にぐいぐい押し付けられる。これは本気だ、さすがに数人も若干焦る。
「こんな狭いところでシたら落ちそうで気が気じゃない…っ、ベッドが、いい…。」
「了ぉぉ解ですっ！」
「ぬあああ！？」
あまりの驚きに色気のない声で叫んでしまった自覚がある。だが英護は細身とは言えいとも容易く数人を抱き上げたのだ。
お姫様抱っこなんて初めての経験だ。
王子様とお姫様は満面の笑みのイメージだが実際されると今にも体が落ちそうな不安定感。しかし英護は抜群のバランス感覚で軽々と数人をベッドに運搬してしまった。最初から最後まで声を上げることも出来ず呆けていた。
「よっ…と！あれ安堂さん、目が点になってますよー？」
「……お、あ、ああ、平気だ。」
動揺してメガネを人差し指でクイクイ押していたが、英護って華奢のようで案外力があるんだなと思う。そういえばまともに裸を見たことあっただろうか？興味が湧いてきた。
「安堂さーん、俺放置すると何するか分かりませんよー♪」
「ンッ…」
弾む声で誤魔化されないぞ、割と危ないこと言ってないか？早速仰向けに転がされた足の間に英護が割り込み、尻に手を回して揉みこまれる。楽しそうにじゃれてるフリをしているが、英護の瞳の奥の情欲の炎は全く隠せていない。首筋、鎖骨、見える場所ところ構わず音を立ててキスされるからいつキスマークが出来てしまうかドキドキである。
「英護、ちゃんと服を脱がせてくれ…」
「脱がしてくれ？任せてください！」
「ちがっ…♡」
言葉で否定しても英護は大根の桂剥きをするかのように慣れた手つきでツルンとスーツを脱がせるから素直に感服してしまう。
それよりも全裸…！昨日さえシャツは羽織っていたのに、急に全裸…！生まれたままの姿が恥ずかしくて数人は無意識に肥大した乳首を手で隠す。
「安堂さんそれはえっちすぎませんか…イカせますよ？」
据わった声でこれ見よがしに人差し指と中指を揃えて独特の仕草をされるとそれだけで期待が膨らむほど興奮してしまう。
数人はやや不服そうながらも胸を見られまいと背を向けうつ伏せになり尻をつき上げると、英護にとっては「ＯＫ」のサイン他ならない。早速手から溢れるほどローションを出し、その手で数人の秘孔に優しく触れる。
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