えぴ36

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じゅるっじゅずず、ちゅぱっ…じゅううっ 「んはっぶ、む、んむううううっ♡」 咄嗟に口を覆い直したが甘い声は隠せなかった。びくびくと背筋がのけ反り自分の意思とは反して…という建前で…胸を突き出しおかわりをせがんでしまう。 なんと英護はものぐさにもデロデロになった絆創膏の隙間からなんとか乳首を探り出し、そこから吸い出すように吸引したのだ。 痛いほど敏感になった反対の乳首を爪を立ててギリギリと引っ張られても、もうフワフワと気持ちよさしか残らない。 「んんんー!んー!!」 「シー…安堂さん、静かに。人来ちゃいますよ?」 「はあはあっはあはあっ」 そんなこと言われてもこっちは酸欠寸前まで我慢してる、それでも洩れてしまうんだ。 酸素不足の脳がクラクラ目眩してきて、生理的な涙が目尻に溜まる。ああ、そんなに…私がトイレで英護にしたことを怒っているのか。猛烈に申し訳なさがこみ上げて涙がポロっと溢れてしまった。それを頬で受けた英護がびっくりして止まり、顔を上げた。 「ど、どうしたんスか、痛かったスか?」 「ふ、ぐっ…いやっ、申し訳…ないっ」 「??何を謝ってるんスか?」 「だからっ…ぐすっ、怒っているのだろう?私が君をトイレに連れ込んで、セ○クスの約束を違えて口で…して、しまったから…」 「ええ、人生で1番気持ちよくてこっちは性癖歪むところでした。」 淡々と言われると、特に恨んでるようでないような気がしないでもないが…? 「だからお返しに同じように気持ちよくしてあげようって思ったんスよ♪」 「な、な…?」 彼の口ぶりから全く怒気を感じられないが、その企みを含む笑みは何かしら根に持ってる気がするというか楽しんでる気がするぞ。 「んふうっ」 そしてべたべたになった絆創膏を荒っぽく剥がされた瞬間、数人の胸の内は最大級に期待が高まっていた。 「…めいっぱいご褒美あげますから。存分に感じてくださいね。」 知ってる。彼がそう色っぽい声を出す時は…本気だ。数人は慌ててトイレのコックの方に腕を曲げた。逆さの手にコックが触れたと同時に英護がにゅるにゅるになった胸の先っぽを指でつまみ、快楽の芯を剥き出しにした先に唇を寄せ… ちゅるるるっちゅぱっちゅる、じゅるるる 「んーー!んんんーーーー!」 叫び声に近い悲鳴を、必死にコックを捻って水の音でかき消す。かき消しきれてないかもしれない、誰かが様子見に、いや用を足しに来たらバレてしまうかもしれないと考えるだけで心臓が飛び出しそうに鼓動しているがそんなことはなんでもいい。理性さえぶっ飛ぶほど気持ちよくてたまらないんだから! ちゅううううっ…ちゅくちゅくっ 「んふううううう!んううううう!♡」 くぐもった声とだらしないヨダレが指の隙間から洩れる。舌先で敏感な先っぽを舐め溶かされながら唇で吸引され、時々甘噛みされるとただ快楽に浸る肉欲の塊へと変貌する。 「んくううう!んくっ、んくうううう!」 反対の乳首も同じように指を使って引っ張られ、その先を爪でカリカリ弾かれると腰のビクビクが止まらなくなって便座がガタガタ揺れる。頭おかしいほど気持ちいいが、英護もそうだったんだろうと思うと心のどこかで余裕が出来た。それでももう、イキそうっ…
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