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ちょんっ…♡
「あ、ふっ!」
人差し指の柔らかな腹が触れた瞬間、ビリビリッと痺れと共に突き刺すような痛みが走る。直後、じーんと甘い熱が胸に広がった。
ああ、やめればいいのに、やめなきゃいけないのに…クセになる♡
数人は悩ましげに眉をひそめたまま剥がれかけた絆創膏をそのままに、またゆっくり乳首に指を伸ばす。
つんっ…♡
「ひっひううっ」
今度は爪の先で触れてみた。痛みは強いが、それだけビリビリと胸の熱は鼓動に合わせてドクドク広がる。き、きもちいい…♡
こうなったらもう、止まらない♡
「ひん♡いひっ、いいん♡んう、」
両方の乳首を両手でちょん、ちょんと連続で触れ続ける。悪さをしてるような罪悪感、スリルが脳を溶かしてたまらない。そのうち肥大乳頭をデカイ乳輪に押し込み、緩くかき混ぜるように捏ね回す。
「あう、つうっ…気持ちいいっ…♡」
痛みに肩がピクピク揺れるが、その後襲いかかる火照る快感が堪えられない。
目を閉じて懸命に指先をグリグリしていると、ふと妄想が始まる。
『君は特別えっちなリスナーちゃんだね…』
なんてっ♡『ぼいす』に後ろから抱き締められて耳元で特濃エロボイス囁かれたらっ…♡
『ほら、もっとすけべな声で俺を興奮させて…』
「んひいいいっ♡そんな、いっぱい…しないでくれ…っ♡」
自分の指と分かっていながらも、最早脳内で『ぼいす』に弄ばれている。
『ん…えろい声…もっと俺で感じて…』
「だめだめっだめ、いく、いく…っ♡」
痛いのも、気持ちいいのもぐちゃぐちゃで♡
『ぼいす』の声が、体温が、吐息が偽物かどうかも判別つかない♡ただイク、ちくびでイク…っ♡
『安堂さん』
「!?」
呼ばれた声で一瞬にして熱が冷め、我に返る。慌てて後ろを振り返ってみるが彼が…英護がそこにいるわけない。夢現分からず両目を剥いた数人の荒い呼吸だけが静寂の部屋に木霊し、しばし放心する。
よ、良くないよなこういうの…浮気…じゃなくても後ろめたい気持ちがあるから、タブレットを封印したんだ。
まさか自分で寸止めする日が来るとは思わなかったが、いくらちくびを触りたくてももう触れない。英護の顔が脳裏に浮かぶ。
「こんなこと、してる場合じゃないな…」
呼吸が整うにつれて冷静さを取り戻す。
感覚を無視して淡々と絆創膏を貼り替えシャツを羽織る。
やや、罪悪感を覚えながらも英護にメールをして…
修学旅行最後のセ○クスを楽しみに旅館を抜け出した。
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