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「それじゃ軟膏塗って…絆創膏貼ります。」
「…助かる。」
軟膏のぬるぬるって滑る、ずっしりとした重い感触が正直気に入ったからそれでちくびを捏ね回されたかったが英護の手際は素早く本当に『処置』で終わってしまった。
きっと私の腫れたちくびを気遣ってくれて…。…でもちょっとだけ摘ままれたかった。そんな煩悩を考える。
不思議と自分が貼っただけの絆創膏よりも軟膏効果かしっかりと「治る」、そんな気がした。今夜のセ○クスはちくび無しか…と肩を落とすものの、彼はそれ以上に素晴らしい夜にしてくれるはずだ。
期待に瞳を輝かせて彼を見るが、ちゃんとシャツを着せ直された。…どういうことだ?
「英護?話が違うんじゃないか?」
「んん、夜はまだまだこれからスよ。俺に任せて、まずは毛布の上に寝転がってくださいな。」
数人の不満げな声に英護はすかさずフォローを入れた。そんなこと言われたら期待しちゃうじゃないか。さっきから気になっていた床に広げられた毛布。大人しくその上に移動して膝をついた。後ろから英護がついてくる。
「じゃあそのまま、うつ伏せになってください?」
「ああ、分かった。」
無意識に突き上げていた尻をさりげなく押されて、真っ直ぐ平らに寝転がる。てっきりこのままハメるのかと期待したのに…何が始まるんだろう。思い違いだったろうか、と口先を尖らせていたが背中の上に英護が馬乗りになったので再び気分が高揚する。
「あんま体重かけないようにしますけど、重かったら言ってくださいね?怖くて体重計乗ってないけどぶっちゃけ重くなった気がします。」
そうして気遣われているがたっぷりと夜の運動をしているおかげだろうか、全然重くない。
「大丈夫だ。」
「良かった、よーし行きますよ~。」
「っ!」
肩甲骨の下にグッと手を添えられる。
キタキタ、やっぱり期待通りだ…!
すっごく気持ちいいことってなんだろう、どれだけ濃厚なセ○クスなんだろう?
初日も二日目も最高に良かったのにそれを軽々凌駕する、英護が断言するほどのセ○クスって
バキバキボキッ
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