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早速使うかと思ってはりきっていたが有無を言わさず押し倒された。
何事かと顔を上げたタイミングを全て見計らっていたかのように熱烈なキスを与えられる。
「ん…ふっ…」
ぶつかってきた唇は柔らかく、息継ぎに薄く口を開くと柔らかい舌が歯列を割り込みぬるりと舌を交わされる。そして気づいた時には勝手に口を開けてぐちぐちと舌を絡ませ快感に翻弄されてしまうから不思議だ。
「ふっ…ふう…」
ああ、懐かしいような…脳の端が痺れる感じ。これからセ○クスすると高ぶらずにはいられない。一度のキスで下半身は完全に隆起し、メガネの中央が白く曇るため外した。
その間に英護は垂れた唾液を辿るようにして喉元に吸い付きながらあっという間にシャツのボタンを外されてしまう。
「っ…」
期待に芯を持ち始めたちくびを触って欲しい、と喉が動いたことに気づいたのだろうか。英護は胸先の保護のために付けた下着の上から両手で思いっきり先っぽをつねってくれた。
「んあああっ!」
力のない声が鼻を抜けて間延びしてしまった。恥ずかしいと思う同時に強烈な快楽に殴られ頭がクラクラしてしまう。摘まんだまま捏ね捏ねとされる度に肩が、全身がビクッビクッと反応してしまった。
「あ、あっ♡きもちい…!」
セ○クスしてない間も胸の先は毎日のように弄って貰っているのだがそれでも気持ちいい。カリカリと先端を弾く指に背筋を反らせて胸を押しつけるくらい気持ちいい。これも自分の開発の成果もあるだろうが何よりも英護が上手すぎる。欲しい快楽を欲しいだけ与えてくれることに酔ってしまいそうだ。
「クス、数人さんめっちゃ興奮してる。」
同じ以上に興奮してるくせに、耳元で熱っぽく囁かれるといい声すぎて倒れそう。倒れた。姿勢を崩した数人の腕を踏まないよう胴体に馬乗りされた。
そしてメインの登場。謎のオモチャを拾い上げた彼はおもむろに卵形の尻、管の先端を持ってオモチャのスイッチを入れた。
ブブブブ…
「ひっ♡」
鈍いモーター音とともにそれがブルブル震えるタイプのオモチャと気づいて数人は一瞬視界を逸らしてしまった。無機質にバイブレーションするそれが恐ろしいと同時にどんな快楽をもたらしてくれるのだろうと思うと興奮した。
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