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「そいつは…なんだ?」
遅すぎる質問を今さら投げかけてみた。数人の人生でそういったものを見たことなかった。
「これ?バイブっスよ。」
っスよ、と言われてもなるほど分からん。
疑問に首を傾げていたが実際に使用されればどういうものか理解した気がする。
振動させたままのばいぶとやらを胸の先に当てられた。
「んあ!」
驚いて間抜けな声を上げてしまった、当たり前だがブルブルしてる。それだけだと単調な刺激なのだが英護の指が胸の先を撫でるように押しつけるように扱われるとなんだか腰がゾクゾクしてきた…
「ん、んっ、ふ…」
「気持ち良さそうな声出てる。」
「んんんんぅ…♡」
刺激としては斬新だが物足りない、なのに英護が耳元で囁く声と扱われる指先があれば即射精しそうなくらい気持ちいい。これは胸をいじるためのオモチャなのだろうか。
そんなことを考えていると英護の頭が耳元から徐々に下がり、唇が首筋、鎖骨を伝い、刺激されたビンビンのちくびをチュパッチュパッと吸われると本気で射精するかと思った。
「ひぐっ♡いく、いく!」
煽るために言ってるのではなく本当にイキそうなんだ。
「あ"、あ"あ"あ、あ"、あ"…っ♡」
振動するオモチャで腹の上を撫でられながら胸の先を指でつままれ、敏感なそれを唇で前後に扱かれると何もかもどうでも良くなりそう。唾液でぬるぬるにされたちくびを軽くチュッと吸われただけで、もう、もう…
「ぃっく…っ♡」
ああまだズボンを下げてもいないのに…ビクビクッと背筋が弓なりにしなり、蒸れた下着の中でビュクッと吐精した感覚。足先はつんのめりシーツが引っ張られる様子は官能的としか言いようがなかった。
「はあはあはあっ♡」
「あー…数人さんいっちゃった。」
まるで他人事のように囁く最中もばいぶのオモチャは肋骨や脇腹、へその上を低迷してる。出口の見つからない迷路を辿るような動きにも思えるが心なしか徐々に腹の下を目指してる気がする…。それはすぐに確信に変わり、英護はあろうことか…!絶頂したばかりのズボンの上にオモチャを押し当ててきた。
「ひんっ!?♡ひい、いあああっ!」
そこで初めてこれは下に使うためのオモチャだと理解した。ズボン越しでこの感覚?いくら敏感になってると言えど、快楽の神経を直接振動させられてるかのような錯覚を覚えるほど強烈な快感に翻弄されるしかない。
「いくいくいぐ…っ♡いく、いくっ!」
「あは、数人さんそれしか言えなくなっちゃいました?」
そんなこと言われても…!本当にイく!
「んん"んんん"う!ん"ぐーーーー!」
パッツパツに膨らんだ窮屈なズボンの留め具を寛げられ、手の内にオモチャを添えたまま下着の上からばいぶをくるくる円を描くように刺激された瞬間本気イキで射精してしまい白濁を下着の内にぶちまけてしまった。
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