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「はあ…」
少し待って数人が答えなかった、と安心した英護は緊張を弛ませ、とても艶っぽくため息をついて安堵したようだった。それがひどくいじらしく、可愛くて…ドキドキせずにはいられなかった。
「数人さん、もう今夜は疲れちゃいましたか?」
それはもう、精神的にはかなり疲弊している。買った経験のない大人のオモチャを買ってこさせられる羞恥プレイはまだまだ自分には上級すぎた。どうにか記憶を操作して忘れたいくらい恥ずかしい。
だが英護が甘えてすがるような声でそれを尋ねると言うことは…下半身を隠した布団に手を置くと言うことは…潤んだ瞳を向けられ、0.1秒あればキスできるほど接近すると言うことは…
背中に腕を回すと、ゆっくり仰向けに寝転がる。英護はその胴の上を跨ぎ、許可を貰うまで我慢して耐えているが、素直な下腹部はもう弾けんばかりだった。これは…そういうことだろう?
顔を見るのは恥ずかしくて、回した腕でより深く抱きついて耳元で囁いた。
「君が疲れるまで…一晩中付き合おう……」
「ーーーーーっ!」
突如、野生の獣に成り下がってしまった英護…と数人。そのあとは…うむ、彼は有言実行する男であった。
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