えぴ6

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「ん、んんん、んう、ふっ…」 1週間後… 20:05… 英護のバイト先の近くにあるコンビニから車で5分走らせた先にある人気のない橋の下… 数人の車の窓はカーテンからサンシェードまで隙間なく埋められ、その中で行われているのは… 「んん、んんんぅ、んんんん、れるっ…でる、出ちゃっ…」 元々は仕事の資料がまばらに点在していた後部座席を片付け、シンプルなマットレスを敷いた。シーツだけは何枚もある。 その上で数人は仰向けになり、数人に覆い被さるようにして英護が愛撫をしている。 窓の閉められた車内は二人の熱い吐息と汗でムッと湿度がこもり、雄臭いセクシーな空間となっていた。 「ん、んっんっん、んっんっん…!ん、ん!んんんう!んーー!」 英護に握られた陰茎の先からビュッと白濁が飛び散る。うるさくすると人が来るから、という体裁がなくても英護は行為中ずっとキスをしていて、キス好きのようだ。 「はあ、はあっ、はあ、出た、出たからっ…」 「待って…安堂さん、俺ももう…いくから…」 「んぐううううっ♡」 普通の声でセクシーなのに、余裕なく切羽詰まった囁き声は暴力的に色っぽい。 英護は自分のモノと数人のモノを束ねたまま、急かすように扱き続ける。だが先に達してしまった数人は敏感になっていて、ふるふると頭を左右に振る。 「やあ、あっ♡もう、もう出ないいっ…」 「安堂さんこっち…そう、握ってて…擦るから…ん、片手空いた…」 数人に両手で男根を支えさせ、器用に片手で竿を扱きながら英護は空いた片手で数人の胸に手を伸ばす。 「あ、あっだめ、ちくび、だめだっ…!」 そう言いながら数人は期待と涙に満ちた瞳で英護の指先を追うばかりだった。 英護は服の上からプク、と膨らむ数人の乳首を人差し指だけで弾いて刺激する。 すりすりすりすりとなぞるだけで摘まんだりつねったりはしない。その単調な刺激が興奮材料となり、数人は支えている手に力がこもる。 「ううううぐんっ、ぐぅぎぎっい、ぎ…♡」 せめて両方のちくびを弄られたい、それがダメなら爪で引っ掻くのでもいい、もっと強い刺激が欲しい…それだけでは胸で達せないとしても。 数人が胸で達する条件は「ぼいす」の音声がないと無理なことは自分が1番よく分かっていた。それでも弱い単調な刺激だけでは気が狂ってしまいそうで、一思いに弄って欲しかった。しかし自分でも拒絶の言葉を反射で述べてしまうし、いくらおねだりしても英護はそれ以上の刺激は与えてくれない。 「は、早くっ早くイってくれっ…♡」 それがこの快楽地獄を終わらせる唯一の手段だった。英護は吐息で湿った唇をペロリと舐めると乳首から手を離し、集中して怒張を扱き始めた。 「安堂さん、安堂さんっ…安堂さんもイって…っう、クッ…!」 「ん"ぅむ"い"っ…♡今イったばっか、今イったばっかりだからむり"っ、い、い"いいい、い、あ、あ"あああっ…♡」 潮ほどの勢いはないが、数人は英護の若く逞しい絶頂につられて連続で絶頂してしまった。 「あ"あ、あっ、はーっ…、はーっっ…」 こんなことを毎日している。
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