えぴ9

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「………?」 白シャツの前をはだけさせた下は白の肌着。 黄ばみも汚れもなく新品であることは分かるが英護は首を傾げた。 「よ、よし…まくるぞ。」 独り言を呟いた数人はその肌着さえ大胆にたくし上げた。下腹部、腹部にかけて細い筋が通って無駄なぜい肉はなさそうだ。傷もなく、生まれたままのような白い肌を英護は凝視していた。そして胸元まで肌着を引き上げると… 「見えるだろうか…?」 数人の胸は、白のスポブラで保護されていた。それを見ても宣言の通り英護は笑い出したり嫌悪を示したりはしなかった。ただ不思議そうな表情はしていた。 「土産屋で、背中見たとき何か着けてるなと思ってたんス。これが安堂さんの秘密ですか?」 しかし数人のスポブラはあまりに色気がない。フリフリのフリルもささやかなリボンもなく、スポブラを着けてることに興奮して着けてるわけではなくあくまで「保護」のためとしか思えなかった。その思考は的中していた。 「これは、素のままだと浮き出てみっともなかったり擦れると血が出たりするから保護するために装着してるんだ。」 そうしてスポブラをゴムの方から引き上げると… ぷるんっ 「ーーーーーー!」 英護は目をまん丸にさせ、口も丸くさせていた。その視線は数人の胸の飾りに釘付けになっていた。 羞恥に悩ましく眉にシワを寄せる数人の乳首は、普通の人と違った。具体的に乳輪の直径は指3本分でも収まらず、スポブラから解き放たれた乳茎は小指の第一関節ほどあった。 それだけ開発された乳首なのに、色白に映える驚きのピンク色だった。今は英護に見つめられてる視線に興奮して美味そうなチェリーのように赤く色付いている。 「………なんスか、このでっけぇ乳首。」 「やはり…変だろうか?」 元々、数人の乳首は人より若干大きめではあった、しかし平均に収まる程度で。「ぼいす」の音フェチを聴き漁り胸を弄り続けることで開発され、だんだん肥大して雄っぱいも丸みがあり乳首は成長してしまったのだ。 数人はそれを恥じていながらも胸の開発を止められず、長く悩んでいた。それを初めて人に見せてもいいと思えたのが英護だった。 数人の問いかけに英護は答えず、ゆっくりと押し倒す。その目はもう、乳首から離れない。 「高校の教師で、性知識も皆無なクソ真面目なおじさんの乳首がこんなになってるなんて…」 「う、ううぅ…」 独り言のように抑揚なく呟く英護の声が、なんとなく「ぼいす」に似ていて興奮してきた。でも数人の胸は「ぼいす」の声がないと絶頂出来ないからという余裕が少しあった。 「安堂さん、舐めていい?」 「んがっ?」
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