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「安堂さん!寝室こっちっスか!」
「そうだが、はしゃぎすぎだぞ?ココアも直出来る。」
「だって、この家安堂さんの匂いとか本の匂いとかいっぱいで…俺もうめちゃくちゃ興奮してきちゃいました!」
なんて素敵な笑顔でおっ起させてるのだろうか。数人は静かにIHコンロを切った。
「安堂さん早く早く、若干濡れてるのもセクシーだし、早く安堂さんのベッドでエロいことしたいっス!」
英護は寝室に入るまで手を出すことはしないらしい。でも呼びかけるだけで無理やり引っ張りしないから、数人は自分の意思でエロいことされるために寝室に向かわねばならない。…それってすごく恥ずかしい!
動くのにためらっていると、英護が拗ねる。
「来てくれないなら勝手に荒らしますよ?安堂さんが普段どんなオカズで遊んでるとか全部探しちゃいますからー。」
それは非常にまずい…!引き出しを開ければ彼に「ぼいす」がバレてしまうかもしれない!
「今行くから…!」
なるだけ早足で寝室まで一直線に向かうと、英護の機嫌は持ち直したらしい。
「ふふ、覚悟決めてくださいね?俺今日何回でも出来そうなテンションっスから。」
「う、うむ…」
英護がいつも以上に興奮してるのは上ずった声で分かる…ああ、楽しみだ。
二人で手を繋いで寝室に籠る。
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