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えぴ1
学校は1つの社会だ。
彼らは通学という出社をして、勉学という仕事に励み、今後社会に出た時のシミュレーションを若いうちに経験する。
それは地域によって個性が別れる。
しかしここは都内の超有名私立学園でもなければ島暮らしの長閑な学舎でもない。
そこそこ都会の、ごくごく普通の高校。
カースト争いや特殊な校則があるわけでもない、よくある高校。
だが、だからと言って彼らは無為に時を過ごしているわけではない。彼らはゲームのNPCでもなければ物語のモブでもない、それぞれが個性と性格を有する主人公なのだ。
それらをまとめ上手く交流させ、時に友として、時に好敵手として束ねるのが教師の役目と思う。
若い彼らは私の分厚いメガネ越しでもキラキラと眩しく、愛しく思う。しかし常々そうであるはずはなく…
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